冷凍三種の法令科目は、20問中12問正解(60%)で合格です。でも、法令は暗記でカバーできる科目なので、8割(16問正解)を狙うのがおすすめです。
なぜ8割を狙うかというと、法令で貯金を作っておけば、保安管理技術でプレッシャーが減るからです。「法令はもう大丈夫」と思える状態で試験当日を迎えられると、精神的にかなり楽になります。
僕も勉強中、法令は正直つまらなかったです。条文の言い回しは堅いし、似たような数字がたくさん出てくる。でも暗記のコツを掴んでからは、過去問で安定して8割を超えるようになりました。この記事では、僕が実際にやった暗記テクニックを紹介します。
テクニック1:数字は「セットで」覚える
法令には覚えるべき数字がたくさんありますが、バラバラに覚えようとすると混乱します。関連する数字をセットにして覚えるのが鉄則です。
たとえば耐圧試験と気密試験。
- 耐圧試験 → 設計圧力の1.5倍以上
- 気密試験 → 設計圧力以上
- 順番 → 耐圧が先、気密が後
この3つはバラバラに覚えるのではなく、「耐圧1.5倍→気密1倍→順番は耐圧が先」とセットで頭に入れる。過去問でもこの3つのどれかが入れ替えられて出題されるので、セットで覚えておけば引っかけを見抜けます。
テクニック2:「許可」と「届出」を混同しない仕分け
法令で一番多い引っかけが、「許可」と「届出」の入れ替えです。
これを整理するコツは、「厳しさの順番」で覚えることです。
許可 → 届出 → 不要
規模が大きいほど厳しい規制がかかる。第一種製造者は許可、第二種製造者は届出、小規模なら不要。この順番だけ覚えておけば、「第二種が許可? いや、許可は第一種だ」と判断できます。
同じように、冷凍保安責任者の選任、設備の変更・廃止、事故時の届出なども、「誰が」「何を」「どこに」をセットで整理しておくと混同しなくなります。
テクニック3:スマホメモで毎日目に触れる
僕が一番効果があったのがこれです。間違えやすい数字やポイントをスマホのメモアプリに書き出して、毎日見る。
通勤電車の中、昼休み、寝る前。1回30秒でいいので、目を通す。新しいことを覚えようとするのではなく、すでに書き出したものを繰り返し見るだけです。
人間の記憶は、1回で完璧に覚えられるようにはできていません。でも、何度も目にしたものは自然と頭に残ります。7回読み勉強法と同じ原理です。
僕がメモに書いていた内容の例を挙げると:
- 第一種=許可、第二種=届出
- 耐圧=1.5倍、気密=1倍、耐圧が先
- 冷凍保安責任者の選任届出は遅滞なく
- アンモニアに銅管はNG
こういう一行メモを20〜30個作って、ひたすら見返していました。
テクニック4:選択肢の「言い回し」パターンを覚える
法令の試験は5択のマークシートですが、選択肢の文章には独特の「言い回し」があります。過去問を何年分も解いていると、「この言い回しが出たら正しい(or 間違い)」というパターンが見えてきます。
たとえば:
- 「〜しなければならない」→ 義務を表す表現。条文通りなら正しい
- 「〜することができる」→ 権限を表す表現。義務と入れ替えてあったら間違い
- 「〜に限り」「〜のみ」→ 例外を排除する表現。実際は例外があるなら間違い
このパターン認識は、法令の内容を完璧に理解していなくても正解にたどり着ける武器になります。文系の僕にとっては、これが一番得意な解き方でした。
テクニック5:過去問の法令部分だけを集中的に回す
記事13で「同じテーマを年度横断で解く」という方法を紹介しましたが、法令はこの方法が特に効きます。
法令の出題パターンは繰り返しが多いので、5年分の法令だけを集中的に解くと、「またこの問題か」というレベルに達するのが早いです。
やり方は:
- 過去問の法令部分だけを年度ごとに解く
- 間違えた問題をスマホメモに追加
- 翌日メモを見返してから、次の年度の法令を解く
- これを5年分繰り返す
保安管理技術と並行して進めてもいいですが、法令だけに集中する期間を1〜2週間作ると、一気に得点が安定します。
テクニック6:紛らわしい用語を自分の言葉で書き分ける
法令には、似たような用語が多くて混乱します。
たとえば「製造」と「貯蔵」と「販売」。高圧ガス保安法では、それぞれに異なる規制がかかりますが、どれがどの規制だったか混ざりやすい。
僕はこういう紛らわしい用語を、ノートに自分の言葉で書き分けていました。テキストの表現をそのまま写すのではなく、「製造=ガスを作る・使う側」「販売=ガスを売る側」のように、自分がわかる言葉に置き換える。手を動かして書くことと、自分の言葉にすることのダブル効果で、記憶に残りやすくなります。
法令で8割取るための心構え
法令科目で8割を取るために必要なのは、才能ではなく**「同じものを何度も見る根気」**だけです。
覚える量は多く感じますが、過去問を解いてみるとわかる通り、聞かれるポイントは毎年ほぼ同じです。新しい知識を際限なく覚える必要はありません。
最初は4割しか取れなくても、スマホメモを毎日見返して、過去問を3周もすれば、8割は現実的なラインです。僕がそうでした。
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